ドイツ

【ドイツ映画】U・ボートの感想

2017/03/19


【ドイツ映画】U・ボートの感想

 

 

「U・ボート」は1981年に公開された

ドイツの戦争映画です。

監督はウォルフガング・ペーターゼン。

 

 

潜水艦

第一次大戦、第二次大戦で用いられた

ドイツの潜水艦のお話です。

 

 

ちなみにU・ボートの

「U」は「Untersee」で

海の下を表してますが、

 

原題だと「Das Boot」、

英題だと「The Boat」で

まんま「舟」ってタイトルです。

 

ドイツ語の名詞には性がありますからね。

記事はこちら

 

 

ここから感想を述べてくので

ネタバレが嫌な方は読まないでくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

1941年、第二次世界大戦真っ只中

ナチスドイツは太平洋を航行する

連合国護送船団(イギリスとか)

を攻撃する任務をUボートクルーに命ずる。

 

命令を受けた潜水艦「U96」は

占領下のフランス大西洋岸のラ・ロシェル港から出航。

 

 

狭い船内でのストレスのたまる生活

敵護送船の撃破

天敵である駆逐艦からの攻撃

 

数々の困難を乗り越えて

やっと帰港できると思っていたら

 

更に過酷な任務が与えられた。

 

 

イギリス軍が厳戒態勢をしいている

ジブラルタル海峡を通り抜けて

イタリアに向えとのことだった。

 

 

中立国スペインのビゴにて

補給を受けた潜水艦U96は

行けば死が待つ

ジブラルタル海峡へと向かっていく。

 

 

 

 

 

この映画を観て思ったのは

 

臭いますね。

 

くさいです。

 

昭和のアパート、○○荘に一人暮らし

している男性の臭いがします。

 

いえ、もっとヒドイ臭いです。

下水の臭いかもしれません。

 

 

映像だから臭いなんかしないって?

 

 

 

ところがこの作品は漂ってくるんです。

 

 

 

精悍だった顔が無精ひげで

ボーボーになってきます。

 

洗濯できないので服が汚れるわ

ボロボロになってきます。

ケジラミまで湧く始末。

 

こういった細かい描写から伝わってくるんです。

 

 

無骨な野郎どもが40人以上集まってますからね。

換気のできない密室でさぞ臭かろうと

イメージできてしまうのです。

 

 

臨場感、リアリティがあります。

 

なので寝る場所もないような閉塞感のつよい船内での

共同生活は大変だなと感情移入してしまいます。

 

 

 

戦闘の場面ではアクションシーンはありません。

 

この作品では動いてない時、静の場面で

走る緊張感が醍醐味のひとつです。

 

 

潜水艦なので戦闘時、

敵があまり映りません。

 

代わりに音で表現されています。

 

魚雷が敵船に当たったかに聞き耳を立てる。

 

 

駆逐艦がきたら見つからないように

音を立てないようにする。

(U・ボートは奇襲攻撃が得意の防御力低い船なので

正面からやり合うと負けてしまう)

 

 

ソナー音が怪物の忍び寄る足音のようです。

 

 

このときの役者の表情が悲壮感が出ていて

尚更、緊迫感があります。

 

 

見つからないようにするため、

限界深度を超えて潜るシーンでは

水圧で軋む船内の音、

吹っ飛ぶボルトの音

が死を予感させる不安を抱かせます。

 

 

そして爆撃による衝撃音。

船内はパニックになります。

 

リアリティを感じるだけに

クルーが感じている恐怖や緊張が

ありありと伝わってきます。

広島ドーム

 

 

この作品には爽快感はまるでありません。

戦争の虚しさ、悲壮感をひしひしと伝えてくれます。

 

敵船を撃破する場面があります。

普通ならやったーと喜ぶところです。

 

しかし、破壊した船にはまだ生きている人間がおり

海へ飛び込んでいきます。

 

そして敵であるU96に助けを求めるように

泳いでくるのです。

 

クルーたちはその人たちを見捨てて

その場を後にしますが

 

同じ人間を相手にしていると

改めて思い知って

後味がとても悪かったことでしょう。

 

 

そして死の任務

ジブラルタル海峡の突破に失敗

 

 

容赦ない攻撃を受けて

海の底へ沈むU96。

 

浸水する船内

次々と壊れていく機器類

無くなっていく空気

 

棺桶と化したU96を

クルーたちは機転と

各々の技能、チームワークを駆使して

なんとか蘇らせます。

 

 

奇跡の生還を果たしたU96は帰港します。

 

歓迎ムードの港に突然の空襲

 

せっかく生きて帰ったのに

この空襲でクルーはあっさり死んでしまいます。

 

そして艦長が見守るなかU96も海の底に沈んでいきます。

その艦長も銃撃を受けていたのでそのまま息をひきとります。

 

ああ、無常。

 

下手に戦争反対を説くよりよりも

実感が湧く分、戦争なんてやりたくない

戦争の虚しさを伝えてくれる良作でした。

 

 

ほかの映画で観てたら気になるシーンがありました。

おもひでぽろぽろで分数の割り算になぜ逆数をかけるのか?出てきますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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